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翻訳センター(2483)について

久しぶりに銘柄を購入しましたので、その判断の過程を記録しておこうと思います。

 

1ビジネスモデル

同社の売上構成比率は翻訳事業80%通訳事業8%その他派遣事業等12%となっています。翻訳事業は、特許・医療・工業等・金融等となっています。翻訳事業はどこも順調に述べています。また、通訳事業も順調に伸びています。

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なお、翻訳はBtoBで行われており、専門的な内容を翻訳しているそうです。専門的な領域は、背景にある専門的な理論を理解していないと正確に翻訳できない特徴があります。単に一般的な翻訳ソフトや外国語が堪能な人が翻訳するだけでは、微妙なニュアンスがくみ取れず、それができる同社は、それが強味になっています。

 

自動翻訳技術は、NTTやパナソニックと共同出資している「みらい翻訳」で開発しています。

 

関連会社2017年には米フォーブス誌による、世界で最も革新的な成長企業ランキングにおいて世界5位(日本企業では1位)に選出されているエムスリーが20%取得済みの大株主です。

 

2.購入理由

その1

配当利回り2.25%で中長期の成長率12.5%(2021年中期経営計画の売上成長と営業利益成長の平均)で見積もったためです。

 

その2

財務が鉄板であったため。

現預金が2億6千万円あり、総資産の約40%を占めます。また流動資産は総資産の90%程度を占めます。

固定資産が少なく、投資CFが少なく、また減価償却費が少ないです。結果、フリーキャッシュフローが多くなりやすく、株主還元の原資を稼ぎやすいor現預金がたまりやすい状態です。

なお、原価のほとんどが外注費でありますが、近年、自動翻訳機の開発が進んでいるので、そこに力を入れ始めており、今年度1Qに2億円を無形固定資産に支出しています。外注費の削減vs無形固定資産に対する支出・償却費の増加により利益率が変わってくると思います(中計で利益率増加を謳っている背景かも・・)。

 

その3

時価総額が60億程度と小規模企業であり、成長余力が多い企業が多く、目立ちにくく、割安で放置されている企業が多く、投資するにあたって安心感があります。

 

その4

成長余力が大きいと思えます。理由は、国内シェア3.6%(個人投資家向け説明資料(2018年1月)であることです。

 

その5

第1四半期が業績不振で株価が低迷していると思われますが、その不調の原因は細かく見ると、①医療系翻訳が前年の反動減、②自動車業界不振による工業系の売上減少であり、他のセグメントは順調です。むしろ、売上総利益率は1%程度改善しているので、過度に悲観する必要はなく、一時的な悪化である可能性が高いかもしれないです。大幅な営業利益率の悪化は、売上減と販売費および一般管理費の増加によるものです。

 

3.リスク

購入理由の「その5」で上げた業績不振が一時的な理由でなく、長期低迷の始まりであった場合は、低配当であり、株価も低迷し、損失が発生します。