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アッビィ(abbv)によるアラガン(agn)の買収について

今朝、起きたらアッビィの株価が暴落していてびっくりして、ニュースを調べるとアラガンの買収が発表されていました。

今回の買収について、考えていきたいと思います。

 

アラガンとは

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アラガンは美容や眼科に強い製薬会社です。おおよそ、売上高150億ドルで比較的安定しています。

主力製品は、美容治療薬のボトックスで売上高が35億ドルになり、現在も伸びています。このボトックスは美容皮膚科で取り扱われ注射によりシワを取ることができます。市場シェアが70%もあること、通常の薬と異なり保険会社を通さないことで価格競争力があるそうです。

なお、2018年のWSJに記事によると、ドライアイ治療薬レスタシスを初めとして約30%もの製品で2020年までに特許切れの可能性がありますが、新製品の開発が進んでおり、それらのリスクを吸収できるそうです。

 

買収について

今回の買収は、アッビィのヒュムラ依存脱却のため多角化を狙った買収です。

買収価格(債務額を合わせて)はアラガンの2018年の営業CFの16倍程度(利益は税制改革など影響があり不安定なので、已むおえず、代わりに営業CFを用いました)であり、法外な値段による買収ではありません。競争力のある製品を有しており、ヒュムラ依存脱却できるほどの売上規模も有しており、また将来の活躍領域が増える事も考えると、株価は暴落しましましたが、中々、悪くない買収のように思います。

なお、今回の買収により、2018年決算をベースに考えるとアッビィは売上高が1.5倍になります。

さらに2025年に掲げていたヒュムラ以外の長期目標の売上構成が、

 ・Immunology(免疫学)でヒュムラに変わる薬品で100億ドル、

 ・Hematologic Oncology(血液腫瘍学)で急成長中のImbruvicaとVenclextaで90億ドル

 ・その他160億ドル

となっていますが、その他160億ドルを確保した形になり、目標達成が早くも見えてきました。長期債務が増えたので、懸念事項として株主還元にどう影響を及ぼすかという問題点があります。繰り返しになりますが、株価は過剰に反応しすぎのように思ます。ですので、買付余力があれば、追加投資に踏み込みたいところですが、私は自分の設けたルールのため追加投資が出来ず、様子見になり、残念です。