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アッビィ(abbv)長期計画と実績比較について

 私は、abbvにも投資しているので、当社の決算が公表されると一応決算資料の確認を行っていました。当社は製薬会社なので、決算資料は5年以上の長期計画がいつも記されています。しかし、私の英語力が乏しいからか業界知識が乏しいからかわかりませんが、その長期計画の達成度が記載されている項目が見当たらないので、決算資料に記載されている素晴らしい計画が実現してきたのか、また実現可能性がどれくらいなのかが読み取れませんでした。だったら、自分で数年前の決算資料と2018年度の実績を比較すればいいのじゃないかと思い調べましたので、記事としたいと思います。

商品構成

 当社はヒュムラという主にリウマチに使われる免疫学の薬品が全体の6割を占め、ヒュムラの増収によって成長が支えられているという構造になっています。このため、ヒュムラが特許切れ(現在、既に切れているそうですが)等で競合品が出てくると、一気に減収に陥る可能性があるリスクの高い状態となっています。

 このため、当社の第一の課題はヒュムラの減収が始まる前に会社の屋台骨となる商品を育てる必要があります。決算資料には、いつも長期計画が強調されて記載されているのはこういう背景があるためです。

計画と実績

 では、実際、強調されている長期計画の結果を見ていきたい思います。ただし、2015年度の決算資料までさかのぼりましたが、2020年度の目標しかなかったため、2020年目標が毎年どのように推移していき、さらに2018年度の実績はどのなっているのか見ていきます。

各年度の決算資料に記載されている2020年度目標(単位:ビリオン$)

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各年度の収益の実績

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 2015年度時点で想定した2020年度のヒュムラの収益をすでに2018年度で超えています。しかし、ヒュムラの構成比率は一向に変わっていません。むしろ2017年度はヒュムラの比率が上がっています。ヒュムラの収益が想定以上に伸びている事が原因だと読み取れます。甲乙つけがたい状況に感じます。

これから

 2018年度決算において、2025年目標が記載されていました。内容は、

  ・Immunology(免疫学)でヒュムラに変わる薬品で10B、

  ・Hematologic Oncology(血液腫瘍学)で急成長中のImbruvicaとVenclextaで9B

  ・その他Elagolix等で2B

と記載されています。上記合計で21Bとその他14Bでヒュムラ以外の収益35Bを目指すそうです。

 2020年目標と実績を比較すると、まぁまぁそれなりの数値を出してくる事を期待してもいいのじゃないかと思います。

 また2019年度1Qにおいてはヒュムラの減収をImbruvicaの増収で補っていますが、全体として減収となっています。今後は今までのような以下の成長は見込めないかもしれません。ただ、それを考慮しても現在の株価は割安だと感じます。

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まとめ

 今回の記事を作成するにあたり、製薬業界の決算資料を英語で記載されるともうわかりにくくて、苦労しました。そして、薬品事に審査過程の進捗状況が記載されていのですが、わかりにくく計画の進捗状況を追える自信がありません。またこの業界は連続増配記録を伸ばしにくい業界だと感じています。以上からあまり投資することをお勧めできない銘柄だと感じたのが今回の感想です。

 ただ、全体としての長期計画と実績は大きな差異が発生しなさそうなので、経営者を信じて何とかするだろうという考えで分散されたうちの1銘柄として保有するのは悪くはないような気もします。