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アメリカたばこ業界

 先日、アルトリアグループの事業戦略が上手くいくかどうかで、配当性向などの株主還元の方針が決まってくるという記事を書きましたが、実際、どのような戦略を考えているのか気になりIR資料を眺めていました。しかし、明確な記載がないため、色々と想像するしかないかという思いに至りました。また、そうこうしているうちにIQOSがFDAに販売が承認されたというニュースがありました。アルトリアグループの事業が上手くいくか、また各社大手の決算情報をどのような視点で見ていけばよいのか、色々と考えたので、その内容を記載していこうと思います。

<IQOS承認について「アルトリアグループHPより」>

http://investor.altria.com/file/Index?KeyFile=397730872

 

 JUUL販売による効果

 JUULは紙巻きタバコと比べ、燃焼を伴わないのでタールなどの有害物質を体内に取り込まなくてもよく、かつフルーツ味などを添付し吸いやすいよう工夫され、アメリカんお若年層を中心に大流行しているそうです。このため、タバコ人口が著しく増加しているそうです。

 一方で、紙巻きタバコが嫌煙され、マルボロはシェアを落としています。一方でJUUL株の35%取得を行い、6年間は売却しない事を約束しています。

FDAの対応

 FDAは、ニコンチン中毒者が増えていくの懸念しており、JUULとその投資会社であるアルトリアグループに10代の手に渡らないよう対策を講じるよう要求してます。

 このため、今までのような急激な広がりを見せにくくなっていくのではないかと思います。実際、BTIの決算資料で電子タバコの競合1の販売量が落ちている事を示す資料が提示されていました。きっとJUULの事ではないかと思っています。

各社大手の対応

加熱式タバコ vs 電子タバコJUUL

 JUULは個人輸入をすることにより購入する事は可能だそうです。実際amazonでも購入可能です。このため、ネットでJUULの評判を調べると出てくるので、色々と参考にさせてもらいました。記載内容を見ていると、IQOSのように満足感もあり、一方で手入れ不要で匂いも気にならないというメリットの記載がよくあり、どうやらIQOSはJUULに勝つのは厳しそうだという印象を受けました。IQOSでこんな感じなので、他の加熱式タバコも同じような感じだと思います。

 電子タバコ

 

MO

 MO自体も電子タバコを持っていますが、それよりJUUL株の取得により、JUULの拡大に伴うおこぼれを狙う戦略が現在メインだと思います。

BTI

 2012年ごろから販売しているVuseの拡販で対応。前年度の決算資料を見る限り業界2位に位置しており、ある程度JUULに対抗できている模様です。

JT

 2015年ごろに業界3位のロジック社を買収。しかし、Vuseにすら及ばない。

まとめ

 現在は、JUULの勢いが凄く、加熱式タバコがアメリカで本格的に販売されても敵わないんじゃないかと思っています。しかし、各社大手がただ眺めているだけとは思えません。IQOSが日本で販売された時のBTIとJTの対応と同様にJUULの研究が行われ追従していくのではないかと思います。しかし、出遅れた分だけシェアが奪われてしまうのは確実だと思います。

 一方で、JUULによりタバコを吸う若年層が拡大したのは確実です。シェアが低下しても市場自体が拡大すれば、収益が拡大する可能性はあります。しかし、FDAが厳しい規制を敷きだすと、タバコ市場の規模はそれほど急拡大することもないと思います。

 JUULの勢い、各社大手の対応、FDAの規制の関係が複雑に絡み合い、アメリカのタバコ業界が変わってくると思います。タバコ業界で今までなかったような技術革新による変化が起こっていると感じています。このため、将来の不透明感が強いと感じています。私はリスクを感じているのと同時に今後の決算情報を楽しみにしています。