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ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)について

 

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今日は、先日フィリップモリスインターナショナル(PM)について記事を書いたので、それとの比較の対象としてブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)について、記載します。

 

事業内容

当社は、PMと同じで、タバコの製造・販売を行っている国際企業です。歴史は1879年に古く前身のアメリカンタバコをタバコ王デュークが設立し事に始まります。アメリカンタバコは、当時は手作業で紙巻きタバコが生産されそれが良しとされた時代にタバコ生産機を持ち込み、安く均一品質のタバコを生産することに成功しました。これにより、事業を拡大し、M&Aを繰り返し、1890年にはアメリカ国内の紙巻きタバコのシェア90%を獲得しました。その後、国際展開を行っていくのですが、その過程で様々な趣向にあったタバコを提供するため様々な商品を開発していきました。このあたりがPMのマルボロ一本打法と異なるのかと感じます。

順調に事業を拡大しましたが、反トラスト法に抵触し、1911年に同社は4社に解体されました。その一社がBTIです。この時、当社はアメリカ資本からイギリス資本に移り、創業者デュークもイギリスに招かれ当社の経営者になります。当社は、アメリカンタバコの解体先となった企業を統合していき、現在に至ります。

何だか、技術革新により、品質向上・低価格商品の提供、シェア拡大というのはいつの時代も同じだと感じました。こういう企業をいち早く見つけ投資し、前提が崩れるまで保有し続けるのが個別銘柄で儲ける一つのやり方だと改めて実感しました。

では、長くなりましたが、財務の推移を見ていきます。

財務の推移

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過去の推移より

2017-2018年度は大型買収(レイノルズ・アメリカン)があったため大幅増収・増益となっていますが、M&Aは実力を正しく表さないので除外して考えていきます。そうすると為替の影響を除いて平均すると約5%程度成長しています。また数量ベースでは平均すると△1.5%程度減少しています。ここから価格上昇による影響は6-7%程度と推察されます。これはPMと同じような印象を受けています。このため紙巻きタバコという領域ではどちらに投資しても同じではないかという印象を受けます。

将来予測

RRPsの戦略の違い

現時点の事業では、どちらに甲乙つけがたいように感じますが、PMは紙巻きタバコをなくすと掲げ早期にRRPsを市場に投入しました。BTIは紙巻きタバコは顧客が望む限り提供するといい、RRPsの提供がPMより遅くなり市場シェアを取られましたが、後発組であるからかIQCOSの弱点を突く商品の提供に成功しました。

ここから、PMの方が市場の変化に大胆に行動を起こせるが、BTIはしっかり追従できる能力を持っている事がわかります。

事業の展開地域の違い

BTIはレイノルズ・アメリカンを買収しメンソレータムの米国シェアが高い状態です。しかし、米国はメンソレータムの販売を制限するような事を公表しています。PMは米国外で事業を行っています。このため、米国の法的リスクを負っています。しかし、一方で米国は先進国で唯一の人口増加国であり、先進国内では高い経済成長を遂げています。この市場をもっていないPMはリターンがBTIより低くなる可能性があります。しかしこの欠点はアルトリアグループで補えるので、あまり重要視する必要はないように感じます。また、メンソレータムが規制されても、顧客は他の商品に移るだけで、致命傷になるとは思えないです。

結論

BTIもPMと同様に国際展開を行っているタバコ会社であり、その成長戦略の基本は数量減を値上げでカバー、将来のためRRPsの開発販売に注力というものです。またPMとBTIのどちらへの投資がいいのかというと、私レベルの考察では大きな違いを感じる事ができませんでした。つまり、どっちもいいというのが結論です。