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アメイズ(6076)の2019年度1Qについて

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先日4/10(水)にアメイズの2019年度1Qの決算発表がありました。業績はよくありませんでした。おかげで1,300円→1,100円と15%程度も株価が下落しました。

では何が良くなかったのか、見ていこうと思います。

 

2019年1Q前年比較の考察

 今期は、売上高が△2%、売上総利益が0%、営業利益が-10%となっています。つまり、売上高が減りましたが、原価率が改善し、SGAが増加しました。会社側の業績分析に、このように記載がありました。

近年開店した91室タイプの店舗及び133室タイプの店舗の知名度は向上したものの、ホテル併設飲食店舗の業態変更に伴う影響などにより減収減益となりました

 つまり、原価が高い飲食店の売上構成比率が低下したので原価率が改善したのではないかと思われます。一方で店舗知名度向上のため、ホテル稼働率が高まり売上総利益が一定になったのかと思われます。このため、飲食店の業態変更がなければ、少なくとも増収は実現し、ひょうっとしたら増益かもしれません。しかし、店舗数が増えないのが問題だなぁと思いました。

四半期決算の推移

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いつどおり、四半期決算の業績推移を並べてみました。明らかに近年、成長が減速しています。もう成長余力がなくなってしまって、違う成長ストーリーを模索しているようにも感じ取れます。仮にそうであるなら、当社は売却しなければいけません。

では、他の情報から本当に成長余力がなくなったのか、検討していきたいと思います。

 

定性的情報による成長余力の検討

出店意欲および余力

2018年度の有価証券報告書より以下の記載があったので抜粋します。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(2)目標とする経営指標

当社は、中長期的な事業拡大と企業価値の増大を図っていくために、重要な経営指標として、宿泊客数及び客室稼働率、営業利益及びそれらの成長率を重視しております。 

(3)中長期的な経営戦略

当社の今後の成長戦略は、郊外型ロードサイドビジネスホテルであるHOTEL AZ Chainの新シリーズである160室タイプを開発し、中四国地方での店舗展開を進めていきます。また、チェーンストアオペレーションを徹底し、全店舗で均質なサービスを提供できる体制を構築していきます。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(4)会社の対処すべき課題

① 積極的な店舗展開

当事業年度においては、125室タイプのHOTEL AZ大分別府駅前店を新規開店しましたが、当社が、ホテル店舗を展開する郊外においては、国内にはまだ多くの手つかずの市場が残されています。当社独自のビジネスモデルである、郊外型ロードサイドビジネステルチェーンであるHOTEL AZ Chainを展開する余地は十分にあり、これから積極的に店舗展開を行ってまいります。

 当社は、宿泊客数および営業利益などの成長率を重要な業績指標としている記載があります。また、成長余力余力が多く残されており、積極的に店舗展開を行いたいとの記載もり、当面は中国地方を攻めるとあります。ここから、成長する余力と意欲はありますが、何かしらの要因で出店ができない事がわかります。

 出店が加速しない理由(考察)

2 【事業等のリスク】

(9)出店計画に係るリスク
当社は、今後、新店を出店する際に、原則として、自社保有物件として店舗展開を図っていく方針です。そのため、土地および建築費等のコストが当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、当社が希望する土地が見つからない場合や、土地所有者等の事情により、建築着工に遅れが生じる場合には、出店計画の見直しを行う必要が生じる場合があります。加えて、今後新規出店する店舗において、顧客獲得が当社の想定通りに進捗しない場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

 出店計画が遅れる場合の例として、土地が見つからない事が挙げられています。また、当社のHPには求人が大体的に載っており人手が不足しているのではないかと推察できます。その他、有利子負債は営業CF4年分超もあり、財務的な足かせがあるのかもしれません。

いずれの問題も時間が解決してくれます。これ以外の理由で遅れが生じているのなら問題ですが、確認できません。ので、現状では保有を継続しても問題ないかと思います。

なお、土地と人手のボトルネックが解消したら、ROAが7.5%なので成長率も7.5%を見込んでいいのではないかと思います。